本文へ
文字サイズ
標準
拡大

MENU
  1. HOME
  2. センパイの声
  3. 教育委員会事務局鶴舞中央図書館 奉仕課奉仕第二係 石谷 睦美

STAFF INFORMATION / 37

教育委員会事務局鶴舞中央図書館
奉仕課奉仕第二係
石谷 睦美

2010年入庁(司書)

志望理由について

名古屋市役所に興味を持ったきっかけを教えてください。
 司書の採用数はとても少ないのが現状です。募集をしている自治体の試験をいくつか受けて、合格をいただいたのが名古屋市でした。
 試験を受ける前に、実際に市内の図書館をいくつか見学しました。本の数がとても多いことや、各館ごとに工夫をこらしたテーマ展示を行っていたことから、自分の意見を反映させながら仕事ができそうと感じ、ここで働いてみたいと思いました。

現在の業務について

現在担当している業務はどんな内容でしょうか?具体的にお答えください。
 レファレンス(調べ物のお手伝い)専門の係に所属し、郷土資料の担当をしています。「名古屋はどうしてこんなに暑いの?」「明治時代の名古屋駅の写真が見たい」など利用者の方から寄せられた質問に答え、その一部を「名古屋なんでも調査団報告書」にまとめて公開しています。
 また、インターネットサイト「なごやコレクション」にて、貴重な古地図や和装本のデジタル画像が見られるように取り組んでいます。
仕事の「やりがい」や「醍醐味」について教えてください。その他苦労したことなどもあればお願いします。
 レファレンスの仕事を通して、今まで知らなかった世界をどんどん知ることができるのが面白いです。寄せられる質問は本当に千差万別(担当は郷土ですが、それ以外の質問にも対応します)で、質問されている用語がどんな意味なのかすらわからないことも。「ラーメン構造」「穴太衆(あのうしゅう)」「箜篌(くご)」・・・どれも最初はちんぷんかんぷん。用語の意味がわかり、利用者の方に関連の資料をお渡しできたときは、達成感もひとしおです。
 貴重な和装本を扱えるのも役得です。尾張藩士の直筆の日記など、「どんな思いで書いたのかな?」と想像を膨らませ、わくわくしています。
今後の目標について教えてください。
 市民のみなさんにもっと図書館を身近に感じてもらえるようにがんばります。郷土資料や辞典類など、古めかしい本や分厚くて難しそうな本がずらっと並んでいるフロアを担当していますので、面白い切り口でテーマ展示を行ったり、窓口で質問するのが苦手という方のために掲示物や調べ方案内(パスファインダー)を充実させたりして、少しでも「とっつきにくい」感じを減らしたいです。同時に、働いている職員にも親しみを持ってもらえるよう、広報誌を発行するなど顔が見える取り組みも行っていきたいです。
 加えて、所蔵している貴重な資料のデジタル化をさらに進め、ご来館が難しい方でも閲覧していただけるようにしたいです。

1日のスケジュール

8時45分

業務開始
業務開始・ミーティング・開館準備

9時30分

開館・窓口応対
(レファレンス、利用案内、貸出・返却など)

11時00分

新刊情報のチェック
(レファレンスに使えそうな本、郷土に関する本があれば発注)

11時30分

昼休憩
(1時間)

12時30分

窓口応対

13時45分

貴重書の調査
(ページ数や状態の良し悪しなどを調べ、目録を作成)

15時00分

レファレンスの記録
(受けた質問と紹介した本を記録・共有)

16時00分

窓口応対

17時15分

遅番の職員と窓口交代

17時30分

業務終了

メッセージ

MESSAGE

 仕事は誰かひとりがスーパーマンになってもうまくいきません。接客が上手な人、誤字脱字を見つけるのが上手な人、人前で話すのが上手な人、規則を読み解くのが上手な人、さまざまな「上手」が集まってひとつの仕事は動きます。自分の苦手なことは必ず得意な人が補ってくれます。どうぞ、あなたも自分の「上手」を見つけて、それをよりいっそう伸ばしてください。
 図書館は年齢も性格も価値観もまったく違う人たちが利用します。それまでの自分が考えていた「ふつう」や「正しい」が通用しないことも少なくありません。相手と自分の違いを認め、「そういう考え方もあるんだ」と受け入れることができれば、図書館で働くことはぐっと楽しくなります。自分の世界を広げたい人、あたらしい世界をのぞいてみたい人、ぜひ図書館でいっしょに働きましょう。

※掲載内容は、2020年3月時点の情報です。

センパイの声

STAFF INFORMATION