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STAFF INFORMATION / 36

名古屋市ひばり荘
吉田 拓也

2010年入庁(保育2)

志望理由について

名古屋市役所に興味を持ったきっかけを教えてください。
 大学生の時に、保育士資格を取るための実習で伺ったのが名古屋市立の児童養護施設でした。児童との丁寧なやり取りを始めとした職員の児童との向き合い方に感銘を受け、短い実習期間ではありましたが「名古屋市で働きたい」という気持ちが芽生えました。それをきっかけにして、保育Ⅱで採用されるための勉強を始めました。

現在の業務について

現在担当している業務はどんな内容でしょうか?具体的にお答えください。
 様々な事情により家庭で生活することのできない、小学1年生~高校3年生までが生活している学齢児フロアで児童の養育業務をしています。子どもたちと一緒にトランプをして遊んだり、サッカーなどのスポーツをしたり、一緒に買い物へ出かけたりしています。他にも、子どもの保護者と連絡をとったり、通っている学校の保護者会や行事、式典への出席もしています。もしも子どもが何か問題を起こしてしまったときには、適切な指導もします。
仕事の「やりがい」や「醍醐味」について教えてください。その他苦労したことなどもあればお願いします。
 子どもの成長スピードはすさまじく、それをとても近い場所で感じることができるのがこの仕事のやりがいです。新学期の始まる4月と年度末の3月では、子どもは全く違った表情を見せてくれます。また、子どもは大人から色々と吸収して大きくなっていきます。よって、子どもは大人を映す鏡のようなものと言え、子どもの成長から自分自身の成長を感じることができるのは、この仕事の醍醐味だと言えます。
 子どもの成長を見守り援助するためには、子どもを丸々受け止めることが必要です。しかし、喜怒哀楽を真っすぐに表現できない子どももいます。長く丁寧な対話が必要なので苦労はしますが、それもこの仕事のやりがいだと思っています。
今後の目標について教えてください。
 衣食住が確保されていて、そこに大人と子どもがいるというのは、血の繋がりこそなくても家庭と呼んで差支えないと言えます。しかし、様々な背景を抱え、それを背負っている子どもたちへは、一般家庭が持つことのないより専門的な知識を持って接することが必要不可欠です。
 よって、施設で生活する子どもたちの権利をどのように守っていくか、子どもたちの心身の安全や健康をどのように守っていくかということを、研修などを通してより深く学び、そして実践していきたいと思っています。

1日のスケジュール

8時45分

業務開始 
生活スペースの清掃・事務作業

12時00分

昼食(学校を休んだ児童)
休憩

14時00分

下校児童受け入れ
宿題をみる

15時00分

おやつ
子どもと過ごす

16時45分

夜勤者への引き継ぎ
児童記録の作成など事務作業

17時20分

業務終了

メッセージ

MESSAGE

 施設で生活する子どもたちは、様々な制限のもとで生活をしています。特に進路に於いては諦めなくてはならない道がたくさんあり、涙をのんで苦渋の選択をしてきた子どもたちをたくさん見てきました。それでも、最終的には納得できるように大人は根気強く支援します。納得のないまま進めば、必ず後悔に出くわすことになるからです。ただでさえ少ない選択肢の中、これ以上つらい思いはして欲しくないという想いのもとです。
 もし、この文章を読んでいるあなたに広く選択肢が開かれているのであれば、是非ともじっくり考えて納得のいく道を選択してもらいたいです。そして、もしその中でも名古屋市に興味を持ってもらえたのであれば光栄です。納得は「覚悟」だと思います。真っすぐな覚悟を持つ方と一緒に働ける日を楽しみにしています。

※掲載内容は、2020年3月時点の情報です。

センパイの声

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